プライドが高く臆病な私
私は自他共に認める奥手でした。
自分の気持ちに鈍感だったというのもあります。
その上、プライドが高く臆病だったのです。
そんな私にも片思いの経験はあります。
でも、自分の気持ちに気づくのが遅く、気づいても行動を起こすのが怖くて何もできず、そのまま終わってしまうことばかりでした。
そんな私に初めての恋人 ができたのは、26歳のときです。
気合いを入れずに合コンに参加
当時、私は派遣社員で、契約満期終了が近く、引継ぎ業務で忙しくしていました。
そんな中、友人主催の合コンに呼ばれて参加しました。
仕事が忙しく、あまりはりきっていなかったのを覚えています。
でも、その気合が入っていなかったのがプラスに出たようで、その日の合コンは 緊張することなく楽しむことができました。
そこにいたのが恋人になる彼でした。
合コンのときは、そんなに話す機会がなかったのですが、共通の趣味があることがわかりました。
お開き前に、みんなで連絡先を交換しあい、
「また遊ぼうね」
と口約束をしましたが、その後誰かがアクションを起こすこともなく、そのまま過ぎ去りました。
気まぐれのメールが交際へ…
1週間ほど経ったころ、私は気まぐれに彼にメールを送りました。
今思えば、無意識でしたが、私の中での彼は好印象だったのです。
その気まぐれのメールが、彼との交際のきっ かけになりました。
その後、メールのやりとりは順調に進み、デートをするようになりました。
私は男性に対して変に構えてしまうところがあります。
でも、彼はあまり異性を強く意識させる行動がなく、とにかく一緒にいて楽しい時間を過ごせるように、さりげない気遣いをしてくれたのです。
彼は、わかりやすく、
「男性だから奢る」
とか、
「女性をエスコートする」
みたいなことは全くありませんでした。
でも、そんな彼だから、親しみやすく、警戒心を抱かずつきあえたのだと思います。
初カレが旦那様
何度かデートをした後に、彼から告白されました。
答えはもちろんオッケーです。
その後、交際は順調に進み、結婚することになりました。
私の初めての彼は、旦那様になりました。
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